英語学習について

世の中はすっかり国際化して、いまどき英語くらい喋れないと仕事にも困ると言われても、じゃあいったいどうしたら英語が喋れるようになるの?学校英語だけじゃどうにもならないし、時間もお金もないし、と多くの方が感じていると思います。

私も高校まで、英語なんて大嫌いで決して得意ではありませんでした。
しかし、当時「将来の夢は国連で働く!」と豪語していたので、英語が不可欠なことは分かっていました。読み書きは当然ながら、朝から晩まで仕事も生活も英語で熟(こな)せるようにならなければ、採用されないと聞かされ、頑張らなければと思いながらも、テストが返される度にお先真っ暗で落ち込むばかりでした。

そんな私が、なんとか海外の大学院留学の奨学金試験に合格し、人生初の快挙!と小躍りしたのも束の間、期待に胸を膨らませた私を待っていたのは、鮮烈な衝撃と、暗い長い挫折の日々でした。

まず、自分の英語が全く使い物にならない、通用しない、という事実を突きつけられることになりました。
そして、日本の大学院や社会である程度議論出来る様になっていた「はず」という、ささやかな自信を打ち砕いた現実。毎朝4時まで勉強しても全然ついて行けない。議論の中に全く入っていけない。何を話しているかもわからず、多少分かったとしても論点がずれていて、話にならない。自分はこんなにも無力だったのか・・・。

しかしながら、その苦難の3年間の末、帰国後は縁あって英語の通訳や翻訳の仕事まで引き受けるようになりました。

そこに至るまでの紆余曲折、挫折と奮闘の日々をまとめましたので、宜しければお読みください。英語学習者の皆さんに多少なりともお役に立てば幸いです。

英語学習 顛末記

英検一級合格体験記

グローバル教育について

留学していた米国の大学院では、日本の著名大学(院)&企業から選抜派遣されてきた超がつくほど優秀な日本人がたくさんいました。

しかし彼らの多くは
「テストの成績は良くても議論に参加できないからなかなか評価されない」
「いつも日本人だけで固まって居て、他国からの留学生と違ってクラスに溶け込まない」と、かなり過小評価されているように私からは見えました。

なぜそんなことが起きるのでしょうか?
彼らはどう考えても私よりはるかに頭脳明晰な人たちでした。なのにどうして日本からの知識や経験はきちんと評価されないのでしょうか?それとも彼らの控えめな表現スタイルや、謙虚さや沈黙を美徳とする日本固有の文化的問題なのでしょうか?
しかし、彼らの出身大学・院には、私たちの親世代が莫大な税金をつぎ込んできたはずです。その結果がこれだとしたら、日本の教育のどこが問題なのか?何がいけないのでしょうか?

私は帰国後も、ずっとそのことが頭から離れませんでした。そして、茨城県の片田舎で幼い長女を抱えながら、考えました。

世界の中で力を発揮できる日本人をどう育てたら良いのか?

どのような文化・地域・価値観にあっても、人から尊敬され役に立てるような人間を育てるにはどうしたらいいのか?
私は高校生以来ずっと国際公務員(国連機関職員)になりたいと夢見て、自分が外(国外)に出ることばかり考えていましたが、そこで思い直しました。

世界中のどこに出しても恥ずかしくない(この「恥ずかしくない」という表現自体がとても日本的ではありますが)、立派な日本人を育てることだって、大事な仕事なのではないか、と次第に考えるようになったのです。
そして出会ったのが、グローバル教育ー地球市民を育てるための教育ーでした。

 

グローバル教育の三つの柱

  1. セルフ・エスティーム(自尊感情):自分を大切に思える力
  2. コミュニケーション:人とコミュニケーションし合う力
  3. 協力:人と協力し合える力

global mapsこれらを醸成することが、どんな世界でも胸を張って、笑顔で元気に生きていける地球人を育成することに繋がります。

世界について学ぶ手法として、既に様々なものが紹介されていますが、私がこのグローバル教育に最も惹かれるのは、知識やテクニックではなく、「人として生きていくこと」と「いのちの意味」をしっかりと捉えているように感じるからです。

学校教育の現場では、時と場合に応じて上手に開発教育や国際理解教育など、様々な手法を取り入れることも非常に有効だと思っていますが、グローバル教育はその根幹である「人間力の形成」の部分を大きく担うものだと捉えています。ですから、これからも私のライフワークとして取組みたいと思っています。

私のお薦めするグローバル教育は
「生きていることが楽しい」
「世界中のいろんな違いは楽しい!」
と思えるような、体験を交えた参加型のワークショップ形式によるものです。

異文化理解を深めるための様々な教材や、コミュニケーション能力を高め協力し合う力を育成するためのワーク(ゲームなど)を散りばめた時間を、参加者の皆さんが楽しみながら学ぶ機会をご提供するものです。

私は国際理解教育や異文化理解という枠組みで講演や出張授業(ゲスト・ティーチャー)に呼んで戴くことが多いのですが、そんなときは必ず、様々な国の子供達の写真や、クレヨンを持参します。

 

crayons そして、必ず、日本にしかないクレヨンの色、肌色の話をします。

「『肌色』を使っちゃいけないということではないのよ。 でも、これ一色では世界中の人を描けないよね!(笑)」

「それでね、世界の人を描くのに、こんな色があるといいなあ~っていうのをクレヨンにしたものがあります。さて、何色入りのクレヨンだと思いますか?」

子ども達は目を輝かせて あちこちから応えてくれます -5色、10色、20色、30色、50色!
私は笑顔で応えます。
「そうだね、それくらいあるといいよね。さて、私が持って来たのは、これです!」

people color crayons後ろに隠していた世界の人のクレヨンをさっと見せます。
すると子供達はまるで大きな発見をしたかのように目を大きく見開いて、米国製の「世界の人の色」(People Colors by @Lakeshore)というクレヨンに見入り、感嘆の声を挙げます。

豊かなバリエーションの24色入りのそのクレヨンを見ながら、ある子が呟きました。

「なんだ。たったの24色なの。足りないじゃない。だって世界には64億人いるんでしょ?みんな違うんなら、64億色なくっちゃ、ね?」

子どもの発想って凄いですね。こんな呟きに励まされて、これからもグローバル教育を、可能な限り続けて行きたいと思っています。

身近にできることから

遥か昔の学生時代からのご縁であるSVAシャンティ国際ボランティア会の活動です。宜しければクリックしてお訪ねください。

1) アジアの図書館サポーター http://sva.or.jp/activity/program/ats/

2) 絵本を届ける運動 http://sva.or.jp/activity/program/ehon/

3) フェアトレードショップ「クラフト・エイド」http://craftaid.shop-pro.jp/

4) もので寄付するプロジェクトhttp://sva.or.jp/activity/program/monodekifu/

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA)
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